故 芝田地理事長は生前、白斑治療の第一人者として、白斑・白皮治療研究会を設立し、
平成27年4月12日(日)第1回白斑研究会総会をグランフロント大阪で会頭芝田孝一が開催いたしました。
その後毎年開催され、第8回が令和4年10月16日(日)にグランフロント大阪の開催が最後になっています。 (2025年3月11日現在)
白斑研究会事務局 医療法人しばた皮フ科クリニック
日本白斑研究会設立趣旨
先天的、あるいは後天的に発症する白斑と白皮症には多くの疾患があり、いずれにおいても、メラニンによる皮膚の正常色が失われるか、
あるいは低下している。なかでも、白斑・白皮症罹患率が最も高い尋常性白斑は、人種や皮膚色の差に関係なく、
人口の約5%に発症すると云われている。一方、先天性白皮症は、患者数が少なく、いまだ、根本的な治療法はないが、
遺伝子解析の手法の発達により多くの疾患で原因遺伝子が同定されてきている。
この度立ち上げた“日本白斑研究会”は、尋常性白斑やロドデノールによる薬剤性色素脱出症の臨床・治療に主眼を置きつつ、
病態の一層の解明を目標とし、色素細胞を始め表皮角化細胞や真皮線維芽細胞の機能・分化・増殖などについて、
新しい科学的、基礎的なエビデンスから探究を行い、白斑で悩む患者さんを救済することを目的とする。
本会は、学術研究会を毎年定期的に開催し、白斑、白皮症の医療に興味を抱く会員からの臨床経験を発表いただき、
発表中でもその場で、徹底した討論を展開する。また、会員だけでなく、専門の基礎学者から、白斑・白皮症の発症や
機序・治療に直接あるいは間接的に関係のある成果や情報を発表いただき、会員の白斑・白皮症に関する理解を深める。
その成果に基き、日本白斑研究会が、患者さんに喜ばれる満足度の高い新しい白斑治療法のより速やかな開発に寄与できれば幸いである。
以上の趣旨にご賛同いただける方々にご入会・ご参加いただくことを切に願う次第です。 2014/12/01白斑研究会世話人一同
組織・役員
渡部 晶子先生 東北大学医学部皮膚科学講座 講師
芋川玄爾先生 宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター特任教
古村南夫先生 久留米大学皮膚科学教室 准教授
深井和吉先生 大阪市立大学皮膚科学教室 准教授
山本順寛先生 東京工科大学応用生物学部 名誉教授
芝田孝一 医療法人しばた皮フ科クリニック 院長
安藤秀哉 岡山理科大学工学部バイオ・応用化学科 教授
林部一人先生 はやしべ皮フ科クリニック 院長
永井宏 先生 神戸大学医学部皮膚科学教室 准教授
大磯直樹先生 近畿大学医学部皮膚科学教室 准教授
若松一雅先生 藤田保健衛生大学医療科学部化学教室 教授
塚本克彦先生 山梨中央病院皮膚科 部長
伊藤祥輔先生 藤田医科大学医療科学部 名誉教授
齊藤武士様 ムサシノ製薬代表取締役
種村篤先生 大阪大学医学部皮膚科 講師